最初の一歩は現状把握
お金の混乱を整理するには、まず今の家計がどうなっているかを正確に知ることが大切です。給料（手取り）や副業の収入、毎月の支出をざっと紙に書き出して、合計と差額を出してみましょう。
レシートやクレジットカードの明細、銀行の入出金履歴を見れば、思わぬ無駄遣いが見つかります。スマホの家計簿アプリを使えば、カテゴリー別に自動で集計できて効率的です。
固定費と変動費を分ける
家賃や住宅ローン、保険、通信費などは固定費としてまず管理しましょう。固定費は見直しのインパクトが大きいので、保険の見直しや通信プランの変更で毎月の負担を減らせます。
食費や交際費、趣味は変動費に分類し、月ごとに上限を決めてコントロールします。スーパーの特売やまとめ買い、ポイントの活用で変動費を賢く抑えられます。
優先順位をつけて貯金と返済を同時に進める
まずは生活防衛資金として3か月分から6か月分の生活費を目安に貯めましょう。給与振込後に自動で別口座へ振替える「先取り貯金」を設定すると無理なく貯まります。
高金利の借入れ（カードローンやリボ）から優先的に返済し、利息負担を減らすのが合理的です。副業や臨時収入があれば、繰上返済や貯金に回して家計の健全化を加速できます。
習慣化して家計を明確に保つ
家計は一度整えただけではすぐに戻ってしまいます。週に一度、支出をチェックする習慣をつけると合計のズレに早く気づけます。30日家計チャレンジを試してみるのもおすすめです。
給与の振替や光熱費の自動支払いなどでルーチンを作り、家族と共有することで家計の透明性が高まります。必要ならファイナンシャルプランナーに相談して、将来の年金や住宅ローンの見通しを立てましょう。今すぐ今日の支出を見直して、一歩ずつ家計を明確にしていきましょう。